選挙の話が続いて申し訳ないですが、もう一日お付き合いいただければと思います。 この週末にかけて都知事選だけではなく、イランの大統領選とフランスの下院議会の選挙結果も大きく報じられました。またその数日前には英国でも総選挙で政権交代が実現しています。それら4つの選挙に共通してみられるメディアのヘッドラインは「誤算」であります。 フランスの場合、そもそもなぜ、マクロン大統領は総選挙を実施したのか、その理由が未だに不明瞭であります。年金支給年齢引き上げやウクライナ派兵をほのめかすなど国内人気が今一つだったマクロン氏に対する批判を受けてヤケクソ解散ではないかという気もしないでもありません。 選挙結果はますます混迷を深める左派第一党という想定外が起きました。これはフランスの選挙の仕組みが複雑なこともあるのですが、第一回目の党投票を受けて極右政党のRNが第一党をとるはずだったのに左派とマクロン氏の与党が
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