撮影が行われた場所は堰堤内でも一番深いところにあり、広さは縦約40メートル、横約8メートル、深さ約35メートル=横山ダム工事事務所提供 宇宙戦艦ヤマトの地下工場をのぞいてみませんか――。公開中の映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の撮影で使われた岐阜県揖斐川町の「横山ダム」が一般公開されている。 映画に登場したのは、横山ダム堰堤(えんてい)の内側に広がる空洞部分。地球防衛軍がヤマトを造る秘密の地下工場という設定だ。県によると、昨年11月5日に沖田艦長役の俳優山崎努さんや橋爪功さんが訪れ、撮影が行われたという。同ダムのホームページでも撮影現場が紹介されている。 同ダム工事事務所によると、空洞は高度成長期のコンクリート不足や事業費節約の結果、生まれたという。ダムの内側には10の空洞部があり、廊下でつながっている。 見学ができるのは平日だけで、約45分かけて映画の撮影場所など