銀行が、成長「しない」事業に資金を提供すると聞いたら、どう思うだろう。なぜそんなことをするのかと驚くかもしれない。 現行の社会システムにおいて銀行は、経済成長の促進を善として事業をおこなう。世界銀行も「長期的な成長のために」各国がとるべき政策などを提示している(※1)。この潮流に反して、成長から脱した経済である「ポスト成長経済」を宣言した銀行がある。 世界で最もサステナブルな銀行の一つとして知られる、オランダのTriodos Bank(トリオドス・バンク)だ。2023年11月、同社は「ポスト成長経済に向けた2024年予想」として以下にあげる3つの資料を公開した。そのタイトルと目次を見てみよう。 ポスト成長への道筋:長期投資の2024年予想 導入 今日の経済における成長 成長は生態学的課題 ユーロ圏におけるポスト成長型への道のり 成長なくして反映できる経済の構築 ポスト成長型金融 成長への依
![銀行が「成長しない事業」に投資?オランダのTriodos Bankが描くウェルビーイングな経済とは | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1b7e8e90982a10b9c28533f681a5bf74e0a4b733/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fideasforgood.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F01%2FC3F41C7F-2554-4C58-97EF-811D8E6546FE-min.jpg)