2021年5月5日…アメリカのマサチューセッツ州ボストンで、78歳の老人男性が息を引き取った。 この男の波乱に満ちた半生は、2001年公開のジョニー・デップ主演映画「ブロウ」で描かれている。 亡くなった老人は、伝説として語り継がれる麻薬の運び屋ジョージ・ユングだったのだ。 映画「ブロウ」でジョニー・デップが演じた伝説の運び屋 Blow (2001) Official Trailer – Johnny Depp, Penelope Cruz Movie HD 1942年にアメリカのマサチューセッツ州で生まれたユングは、若くして裏社会へ飛び込んだ。 ユングが目をつけたのは、南米からアメリカ国内への麻薬の密輸。メキシコやコロンビアのカルテルと手を組み、大量の麻薬をアメリカ運び込むことで大金を稼ぎ、成り上がっていった。 特に1980年代には、世界のコカイン市場の8割を独占していたコロンビアの麻薬王