【赤井陽介】携帯電話やスマートフォンで、緊急地震速報メールを受信した際の音が8月から変わる。現在は「ブオー」という警告音だけだが、警告音の合間に「地震です」の音声を挟む。兵庫県淡路島で4月にあった震度6弱の地震で、緊急地震速報と気づかなかった人が多かったからだという。 緊急地震速報メールは、気象庁が震度4以上と予想した地域にいる人たちの携帯電話やスマートフォンに、地震の揺れが伝わる数秒〜数十秒前に送信されるしくみ。NTTドコモとKDDI、ソフトバンクモバイルなどが4カ月〜5年半前に導入したが、エリアによっては送信実績がほとんどない地域もあった。 淡路島の地震の影響を受けた近畿・中国・四国地方もその一つ。地震後に気象庁が住民にアンケートしたところ、緊急地震速報を聞いたときに「何か分からなかった」と答えた人が29・7%もいたことが判明した。音の変更はスマートフォンはアプリの操作で反映できる