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2019年9月29日のブックマーク (1件)

  • 未だに「かき出す中絶」が行われている日本の謎 英米では「消えた術式」がまだ主流に (2ページ目)

    金属製の器具で子宮内をかき出す 2013年に産婦人科の専門研修を開始した私が中絶手術としてまず習得したのは、D&C(頸管拡張けいかんかくちょう及び子宮内膜鋭的掻爬術しきゅうないまくえいてきそうはじゅつ)、いわゆる掻爬そうは法だ。 これは金属製の細長い器具を子宮口から入れて、正常の子宮内膜を傷つけないように注意しながら、子宮内の妊娠組織を全体的にかき出す方法である。術中は強い疼痛が生じるため、静脈麻酔で眠らせて手術を行う。なお、経腟分娩の経験がない女性は術中に子宮口が開きにくいため、術前に子宮口を開く処置を要する。この前処置は感じ方に個人差はあるものの痛みを伴う。 鋭的な器具を使用する掻爬法の合併症には、子宮内で癒着が起こる子宮腔内癒着症(アッシャーマン症候群)、子宮内膜が薄くなる子宮内膜菲薄化、子宮に穴が開いてしまう子宮穿孔などがある。合併症の発生頻度は低いが、発生すると将来的に不妊を生じ

    未だに「かき出す中絶」が行われている日本の謎 英米では「消えた術式」がまだ主流に (2ページ目)
    BRITAN
    BRITAN 2019/09/29
    "医療には人を裁いたり罰を与えたりする役割はない。どんな人に対しても、その人の身体的、精神的、社会的健康を守るために、世界標準の安全な医療が提供されるべきである。それは中絶に対しても変わるものではない"