政府が推進する次世代スーパーコンピュータ・システムのプロジェクトの構想に暗雲が立ち込めている。2009年5月14日、NECが製造工程からの撤退を表明したことで、当初予定していたスカラ部とベクトル部の複合システムは実現が難しくなった。NECとの契約を通じて参加していた日立製作所もNECの離脱を受けて、事実上、撤退となり、今後のプロジェクト推進は富士通1社に委ねられることになりそうだ。 次世代スーパーコンピュータ・システムは、理化学研究所が中心となって、一秒間に一京回(10ペタFLOPS)の計算ができるスパコン「京速計算機」を2010年をメドに開発するプロジェクト(完成は2012年)。スカラ部を担当する富士通とベクトル部を担当するNECと日立による複合システムを予定していた。 ベクトル部の中心となって開発していたNECが撤退を表明したことで、理研は「現実的に考えて複合システムの開発は困難になっ
NECは13日、政府主導の次世代スーパーコンピューター(スパコン)開発計画から、事実上、撤退する方針を明らかにした。 巨額の開発費負担を削減するためで、週内にも発表する。ただ、最先端の開発から手を引くことで、スパコン事業全体の展開に大きな影響を及ぼすのは必至とみられ、将来的には事業の大幅縮小や完全撤退につながる可能性がある。 政府は約1150億円を投じ、毎秒1京(1兆の1万倍)回という世界最速の計算速度を持つ次世代機を開発する計画だ。独立行政法人・理化学研究所とNEC、富士通、日立製作所が官民共同で開発、2010年度末の稼働を目指している。 計画は現在、設計・開発にめどがつき、製造段階に移りつつある。製造段階では、NECの費用負担が100億円を超える見込みとなっていた。NECは、景気の悪化で業績が落ち込む中、短期の利益に結びつきにくい事業を縮小する必要に迫られていた。 スパコンは各国政府が
富士通が本日、世界最速となるCPU「Venus」の開発に成功したことを明らかにしました。 日本のメーカーが世界最速のCPUを開発するのは10年ぶりにあたるとされており、現在発売されているIntel製CPUの最速モデルの2.5倍にあたる処理能力を実現しているとのこと。 ※17:23に「Venus」の画像を追加しました 詳細は以下から。 富士通が最速CPU開発、10年ぶり日本メーカー首位 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 読売新聞社の報道によると、富士通が1秒間に1280億回の計算ができる世界最速のCPU(中央演算処理装置)の開発に成功したことを発表したそうです。 このCPUは「Venus」と呼ばれるもので、微細化技術を用いて約2平方センチメートルのチップ上に集積する中枢回路の数を従来の4コアから8コアに増やすことで高速化を実現したとのこと。計算速度はIntel製CPUの
2008年末はAtomプロセッサを搭載したPCで大いに遊んだこともあり少々食傷気味。その反動で速いPCが欲しくなり、新年早々ハイエンドマシンを1から組むことに決定。現時点でハイエンドはCore i7プロセッサとなるものの、CPU+マザーボード+メモリだけで約7万円となる。1から組むとどう考えても10万円を超えあまり財布に優しくない。 そこでもう1つのハイエンド、Core 2 Quadマシンを5万円で組めないか、と秋葉原へ出た。ざっとショップを回った限り、ある程度の条件ならば、頑張ってクリアできそうな感触だ。その結果をまとめつつ少し遊んでみたい。 Text by Kazuhisa Nishikawa ●購入したパーツなど Core 2 Quadプロセッサ搭載PCを5万円で組むに当たってざっと予算の配分を考えてみる。動かしようのない部分はCPU。これだけで約1.8万円が必要だ。すると残りは3.
秋葉原のパーツショップなどで、「Core 2 Quad Q6600」の売れ行きが好調だという。今年の夏に行なわれたプロセッサ価格の改定の影響だそうで、1000個ロット時の単価で530ドルだったものが、現在は266ドルとほぼ半額になったわけだから、人気になるのもうなずける。店頭での販売価格は3万円台半ばといったところで、"手軽に"とはいかないまでも、確かに手を出しやすい価格だろう。 大人気の「Core 2 Quad Q6600」 高性能なクアッドコア・プロセッサが手頃な値段で購入できるだけでも大歓迎なのだが、ところで、こちらのニュースでお伝えした、「G-0ステッピング」についてご記憶の方はいるだろうか? G-0では従来比でFMB(Flexible Motherboard)とThermal specificationが改善していることから、消費電力や発熱に関しての改良が施されていること
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