テニスのウィンブルドン選手権に今年は10代男子選手が5人も出場した。錦織圭(25、日清食品)が初出場した2008年以来という。ただ、7年前の10代選手のうち、現在世界トップ20にいるのは錦織とマリン・チリッチ(クロアチア)だけ。昨年のウィンブルドンはロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マリー(英国)の「ビッグ4」時代の終わり
「これ、言うべきではないんだろうけれど......」 全仏オープンに先駆けて、先週のローマ・マスターズ中に行なわれたインタビューでのことである。イギリス人記者に、「ローラン・ギャロス(全仏オープン会場)の思い出は?」と問われた錦織圭は、やや決まりが悪そうに前置きすると、こう続けた。 「僕が12~13歳のころ、大会が行なわれていない時にローラン・ギャロスを訪れたんだ。そうしたら、警備員も誰もいなかった。そこで、こっそりセンターコートに入り、スタジアムを眺めながら、いつかここで優勝する日を夢見たんだ」 今季一度もない「錦織圭×ナダル」戦が全仏オープンで実現するか あれから、10年以上の月日が経った。今や錦織は、世界のテニスファンや関係者が今年の全仏オープンの優勝候補のひとりに数える存在である。 「今年の全仏で優勝できると思うか?」。ローマでは会見中に、そんなダイレクトな質問が地元メディアから幾
テニスの全豪オープンは男子がノバク・ジョコビッチ、女子がセリーナ・ウィリアムズの優勝で幕を下ろしたが、大会期間中、私には連日楽しみにしていることがあった。 松岡修造さんの解説だ。 昨年11月のツアー・ファイナルではテレビ朝日系列の解説を担当し、その冷静な分析力と情熱がいい形でブレンドされていると感じていたが、2週間に及ぶグランドスラムになると、より個性が明快に表現されていた。 今回、私が強く印象を受けたのは次の3点である。 ・的確なメンタル分析 ・たった1球で流れが変わるテニスの恐ろしさ ・スポーツ中継の「基本」を押さえている 選手の心理をひも解き、試合の展開を解説する。 選手のメンタルがプレーにどう影響するのか。松岡さんの分析がもっとも威力を発揮したのが、決勝のジョコビッチ対マレー戦だった。 第1セット第6ゲームが終わり、ジョコビッチが4-2とリードし、自分のサービスゲーム。しかし15-
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