ブックマーク / premium.nikkeibp.co.jp (8)

  • bp special ECOマネジメント/コラム

    この春、サッチャー政権当時の財務大臣であるナイジェル・ローソンが著した『An appeal to reason, a cool look at Global Warming』(理性に訴える……冷静に見た温暖化問題)は、温暖化問題について各種文献を基に検証を加え、理性的な議論を訴える内容となっている。前編では、温暖化の検証からIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の問題点へと話題を拡げてきたが、今回は「ポスト京都」をにらんだ削減策のあるべき姿についてローソンの考えを紹介する。 ローソンは、温暖化は地球規模の問題なので地球規模の対策が必須だと考える。特に、中国やインドなど急激な成長を続ける主要途上国の協力は不可欠である。中国などは、毎年の排出増加量が英国全体の排出量を超えているのだから、なおさらである。しかし、中国やインドの首脳の発言から推察する限り、経済成長抑制につながる国全体の排出上限値

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    Baatarism 2008/10/01
    排出権取引の本質は「政府が統制する排出権の配給制度」で、配給後にこの権利の取り引きが可能というだけ。
  • bp special ECOマネジメント/コラム

    北京オリンピックは懸念された環境面の大きな問題も噴出せず、あちこちで物議は醸したものの北京の空気も恐れていたほどの汚染状況にならずに、無事終了した。閉会式は嬉しそうな選手で会場が一杯になっていたのが記憶に残る。 金メダルの数は300強。うち最も金メダルを獲った国はご存知の通り中国で51だった。次いで米国の36、ロシアが23で続き、後は次回開催国英国の19、ドイツの17、オーストラリアの14など。我が日はご存知の通り9個だった。 しかし、こうした金メダル獲得常連国が「何個獲れたか」を問題にしているときに、「ただただ獲れたことを素直に喜んでいる国」があったのをご存知だろうか。13億人の中国に次いで11億人の人口を誇るインドである。獲った金メダルの数は「1」。金以外には銀がなくて銅が2つ。つまり、11億人で3個のメダルを獲った。中国は13億人で金銀銅の合計100個、人口1億2700万人の日

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    Baatarism 2008/09/16
    カースト制度に基づく社会システムが、スポーツによって社会的飛躍をする機会を奪っているのが、インドがスポーツで弱い原因ではないかという指摘。
  • bpspecial ITマネジメント

    宮崎駿監督の新作映画『崖の上のポニョ』を見た日の夜、古い出来事を思い出した。今から15年も昔のことだ。そのころ、僕はあるゲーム会社に出向していた。 当時、その会社には「ライセンス案件会議」というものがあって、半年から1年ぐらい先にテレビ放映や映画上映が予定されている新作アニメのライセンスを取りに行くかどうかといったことを話し合っていた。 そんなある月のこと。会議資料に目を通した僕は興奮を覚えた。案件リストの中にたった一行だが、「映画・風の谷のナウシカ2(来年以降)」という文字が入っていることに気付いたのだ。 映画『風の谷のナウシカ』は、言わずと知れた宮崎監督の代表作品である。しかも、原作の漫画も宮崎監督自身が描いている。だが、映画版が作られたのはまだ漫画が連載中のときで、ストーリは原作の漫画でいえば最初の3分の1ぐらいのところで終わっていた。 それがこのころ、原作漫画の連載がちょうどクライ

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    Baatarism 2008/09/11
    むしろ漫画版のストーリーで第1作からリメイクして欲しい。3部作だと第2作が鬱展開になりそうですが。w
  • bp special ECOマネジメント/コラム

    2008年7月9日、3日間の日程を終え閉幕した北海道・洞爺湖サミット(主要国首脳会議)。世界には温暖化以外にも早急に解決しなければならない問題が数多くあり、その問題解決のためには、有限な資源の最適な配分が重要であるという認識がサミットの議論の根底にあったことを前編で説明した。そのうえで、温暖化問題に焦点を絞り、G8(主要8カ国)の声明から、2050年の半減目標などの意味を読み解いた。今回の後編では、「途上国の義務」から分析を始める。 途上国の義務に関してG8の声明では、「我々は、共通に有しているが差異のある責任及び各国の能力の原則に沿って、先進主要経済国が行うことと途上主要経済国が行うことは異なることを認識する」と明言している。この意味は極めて重要である。つまり米国は、主要排出国すべてが参加しない枠組みは拒否をするとの原則を一切曲げていないが、この文言に同意しているということは、途上国の義

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    Baatarism 2008/08/21
    「途上国に起因する温室効果ガス排出は先進国に匹敵」 そういうデータがあるんですなあ。
  • bp special ECOマネジメント/特集

    低炭素時代めざす物流革命-4 低炭素社会に不可欠? 二輪車の環境性能の活かし方 NEW

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    Baatarism 2008/05/15
  • bp special ECOマネジメント/ECOラボ

    温度の差を直接電力に変える「熱電変換素子」には、これまで、稀少なうえに有毒で融点の低い重金属の合金が使われてきた。名古屋大学の太田裕道准教授は、従来の素子より変換効率が高く、無毒無害で高温でも安定な酸化物「チタン酸ストロンチウム」の創製に成功。『Nature Materials』誌上で発表し、大きな話題を呼んだ。 チタン酸ストロンチウムは人工宝石としても知られる物質だが、それを「発電する宝石」にするために、原子を層状に積み重ねながら狙い通りの結晶構造を作り込む「エピタキシャル結晶成長法」という手法が使われている。略して「エピ膜」と呼ばれる薄膜結晶のプロフェッショナルである太田准教授に、その先にどんな世界が広がっているのかを聞いた。 結晶と聞いて、まず「雪の結晶」を思い浮かべる人も多かろう。雪は雲のなかの細かなチリを核に、水蒸気が凝結し成長してできたもの。それを世界で初めて人工的に作ったのが

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    Baatarism 2007/11/29
    こんなすごい人もいるんだねえ。
  • bp special ECOマネジメント/ECOラボ

    まだ梅雨の明けきらぬ東京を発ち、北上すること1時間半。北海道の表玄関である千歳空港に降り立つと、大きな青空の下、眼を射るほどにまばゆい陽光が降り注いでいた。 研究室や実験室で胎動する、次世代・次々世代の新エネルギーや近未来のエコ技術をご紹介する連載「ECOラボ」。第1話の取材のため訪れたのは、千歳科学技術大学キャンパス。その一角で行われた「太陽光励起レーザー実証実験装置」の竣工記念式典から、物語をスタートさせたい。 「バサッ、バサッ」 紅白の段幕に囲われたテントの中で、低頭する参列者に神職が紙垂(しで)を振る。新プロジェクトの船出を寿(ことほ)ぐ、祝詞(のりと)には、こうあった。 「考え凝らしむ 新たなる企て  後の行く先の世に 立ち居栄えよと  かしこみかしこみ申す──」 東京工業大学の矢部孝教授は、自身が考案した新たなエネルギーサイクルの実証と普及のため、大学発ベンチャーとしてエレクト

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    Baatarism 2007/09/04
    太陽光から発生させたレーザーを使って還元したマグネシウムを酸化させて燃料にするサイクル。
  • ホントの大量排出国はどこか?

    二酸化炭素の排出削減は温暖化防止の最大のキーだが、実は、各国、各地域がどれだけの二酸化炭素を排出しているのか正確なデータは得られていない。京都議定書では批准各国の排出削減量を明記しているが、その元となる排出量は、化石燃料の消費量などにもとづく推定値にすぎず、森林やサンゴ礁など二酸化炭素の吸収源の正確な観測データも得られていない。二酸化炭素の削減が火急の課題なのに、これは驚くべきことと思う。 もちろん、大気中の温室効果ガスの測定は行われてはいる。WDCGG(世界気象機関・全球大気監視計画・温室効果ガス世界資料センター)にその観測データを継続的に提供している地上の観測所は67ヶ国337地点(2007年5月29日現在)にすぎない。   ■日の温室効果ガス観測所と観測期待の種類 WDCGGに観測データを提供している日の観測所は14ポイントのみで北陸、近畿、四国、九州などには観測地点はない

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    Baatarism 2007/06/05
    宇宙からのCO2観測の話。
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