渋谷・宇田川町のシアター「アップリンクX」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6825-5502)で2月4日、ベルギーの漫画家エルジェのドキュメンタリー「タンタンと私」(アンダース・オステルガルド監督)が公開される。 漫画「タンタンの冒険」シリーズは、主人公の少年記者タンタンと相棒のフォックステリア犬スノーウィが世界中をかけめぐり、さまざま事件を「知恵と勇気」で解決していく物語。映画は1971年にフランス人学生が行ったエルジュの未公開インタビューを基に、同作の作者エルジュことジョルジュ・レミの生涯とタンタン・シリーズに込められた「本当の意味」をひもといていく。 エルジェは1907年、ベルギー・ブリュッセル生まれ。ボーイスカウトに傾倒していた少年時代からドローイングを始め、1923年から本格的にベルギーのボーイスカウト紙に作品を発表し始めた。1928年に新聞の若者向けウイークリー増刊号「プチ20