東京都の猪瀬直樹知事(67)は19日、都庁で記者会見し、辞職を正式表明した。医療法人「徳洲会」グループから現金5000万円を受け取った問題の責任を取った。昨年12月の都知事選で国内選挙の個人得票として最多の433万余りの票を集めた男が、在職期間わずか1年の都政最短記録で退くことに。知事選は来年1月16日告示・2月2日投開票または1月23日告示・2月9日投開票の日程となる見込みで、各党の間では早くも候補擁立の動きが活発化してきた。 猪瀬氏の辞職表明に、永田町は大騒ぎ。急ピッチで後任選びを進めた。安倍晋三首相(59)は、自民党の石破茂幹事長(56)と官邸で会い「とにかく勝てる候補で、行政がきちんとできる人を探さなければいけない」と指示した。自民は年内に候補者を決めたい考えだ。 自民党からは、東京五輪招致に関わってきた下村博文文科相(59)や小池百合子元防衛相(61)、丸川珠代参院議員(42