DS不振で任天堂赤字……というニュースの違和感任天堂は2010年10月28日に平成23年3月期第2四半期決算を発表しました。それによると、DSの販売が落ち、円高の影響もあって赤字となっています。それを受けて、各メディアにDS不振という文字が大きくでました。しかし、本当にDSは不振なのでしょうか? 任天堂は2010年10月28日に、平成23年3月期第2四半期決算を発表しました。2010年度の中間報告ですね。色々ややこしい数字がたくさんあるんですが、今回注目するのは、経常利益という数字です。本業の儲けを表す数字を営業利益といいまして、さらに本業以外で常に行っている活動、例えば金融に関わる数字なんかを加えたものを経常利益といいます。これが41億円の赤字になりました。 なんで赤字になっているか、主な要素が2つあります。1つはニンテンドーDS(以下DS)のソフトとハードの販売が急激に落ちているという