「熊子ども」を巡る被害が相次いでいる。と言っても、可愛らしい子グマのことではない。 親から溺愛されるあまり、しつけが不十分なまま育った中国の子どものことで、中国語では「熊孩子(しょんはいず)」という。 彼らの度の過ぎたいたずらによって、時には巨額の損害が出ることもあり、中国では社会的な問題の1つとされている。 「熊子ども」がネットを騒がせた事件を、北京晩報が7月4日、伝えている。 それによると、被害にあったのは河南省の張さん。ある日、小さな男の子が自分の新車のボンネットをおもちゃで引っ掻いているのに気が付いた。 よく見ると、男の子は、張さんの住むアパートの上の階に住む一家の子ども。張さんは親に責任を取ってもらおうと、男の子を連れて親の元を訪ねた。 対応したのは男の子の祖母。しかし祖母は「孫が叱られてショックを受けた」として逆に張さんに対して治療費を請求したという。 しつけが不十分な子どもが