ちまたで見かける機会が減った「PHS」だが、以前使っていた機種を大切に保存している人はまだいる。「着メロ」が再生できるほど保存状態のよい機種もある。 そう遠くない昔。携帯電話(ケータイ)と並び、簡単に持ち歩ける通話手段として広まっていた「PHS」。ちまたで見かける機会はすっかり減ったが、以前使っていた機種を大切に保存している人はまだいる。その1つが十数年の眠りから覚め、懐かしい音色を響かせた。 PHS、Personal Handy-phone Systemは、固定電話の子機を無線で使える「コードレス」の発展形として20世紀末に登場した。消費電力の低さなどさまざまな利点があり、独特な機種も多く、ファンも少なくなかったが、ケータイの進歩が勝り、次第に姿を消していった。 とはいえ、おりにふれてなつかしむ人はまだ多い。Twitterに「くまみ」氏が投稿した動画も、かつて時間をともにしたPHSへの追