【ソウル=水沼啓子】韓国との防衛交流の一環で、陸上自衛隊員が韓国江原道の科学化戦闘訓練団(KCTC)で韓国陸軍とのサバイバル戦ゲームを体験したところ、韓国の一部メディアが「陸軍、自衛隊とのサバイバル戦闘で勝利」「自衛隊初級幹部11人、30分で“戦死”」などと報道し、話題になっている。韓国国防省の報道官は8日の記者会見で、「こんな形で感情的に報道されるのは望ましくない」と遺憾の意を表明した。 聯合ニュースや韓国紙、中央日報などが相次いで、サバイバル戦で陸軍が自衛隊に大勝したとの内容を報道。これらの報道によると、陸自隊員(2尉ら)12人が今月4日午後、KCTCを訪れ、韓国陸軍兵士12人と実際の戦場に似た訓練場でサバイバル戦ゲームを体験した。 このゲームは、弾丸の代わりにレーザー光線を発射する銃を使い、撃ち合うもの。レーザー光線が身体に当たれば、装着したレーザー感知装置が作動し、銃撃された部位に