ブラックな職場では、正しい評価がなされず、不当な扱いを受けている被害者なのに、加害者とみなされることがあるようだ。 上司や従業員は、いじめている側といじめられている側を正しく認識していない場合が多いという。 一方、当のいじめた本人はといえば、上司に気に入られていさえすれば、いじめは大目に見てもらえるというのだから被害者は踏んだり蹴ったりだ。 実際には優れた成績を収めていても、嫌がらせやいじめの被害者になってしまうと、無能というレッテルが貼られる危険もあるという。 これらは、『Journal of Applied Psychology』に掲載された、被害者に対するバイアスについての研究から明らかになったことだ。 被害者なのに加害者と思われている アメリカ・セントラルフロリダ大学のシャノン・テイラー氏らは、4つの研究からブラックな職場でのバイアスについて救いのない事実を明らかにした。 最初の2