「クールジャパン」のレッテルをつけて日本のアニメや漫画を語ると、口うるさいマニアからは煙たがられてしまう昨今。日本に住む外国研究家から、アニメ文化、日本独自のキャラクター文化はどう見られているのだろう? ペルーで生まれ、イギリスに育ち、現在は明治大学・国際日本学部で留学生に漫画・アニメ文化を教える、レナト・リベラ・ルスカ講師に語ってもらった。 ガイナックスのルーツ、「DAICONフィルム」が教材 ――今日の講義では「艦これ」「響け!ユーフォニアム」から「DAICON III」まで、さまざまな話題が英語で飛び交いましたが、どんなことを留学生たちに教えていたのですか? レナト これまでの講義では、アニメ業界が日本社会へ与えた影響について、年代ごとに要約してきました。今日は前期最後の講義だったので、今までのまとめですね。80年代中盤まで、アニメはスポンサーが自社製品を売るための宣伝番組でしたよね
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