太平洋戦争で旧日本陸軍が使用した戦闘機の「飛燕」に搭載されていたとみられるエンジンの展示が、滋賀県東近江市の滋賀県平和祈念館で始まりました。 旧日本陸軍の「飛燕」は特攻作戦にも使われた戦闘機で、およそ3000機が生産されたと伝えられています。 ことし2月、東近江市の建設工事現場で戦闘機のエンジンが地中に埋まっているのが見つかり、戦争に関する遺跡を調査している地元の住民団体が地権者から引き取りました。 その後、滋賀県平和祈念館が専門家に依頼して調べたところ、構造や部品の特徴などから「飛燕」のエンジンとみられることがわかりました。