「STUDIO4℃」がアニメーションを手がける新作映画『海獣の子供』が話題だ。STUDIO4℃といえば古くはケン・イシイのMV「EXTRA」から映画『MEMORIES』、『マインド・ゲーム』、『鉄コン筋クリート』、『ハーモニー』など、斬新な映像表現で世界じゅうのアニメファンを魅了してきたプロダクション。『海獣の子供』でも、作画アニメーションと3DCG(CG)の融合、臨場感のある効果音、さらに久石譲氏による音楽や米津玄師氏の主題歌が加わり、かつてない映像体験が存分に味わえる作品に仕上がった。 本作の3DCGパートにはAutodesk Mayaが使われている。今回は、本作のCGI監督を務めたSTUDIO4℃の秋本賢一郎氏にあの圧倒的な映像表現がいかに実現したのかを伺った。 6年かけて作り上げた全く新しい映像表現 ――映画『海獣の子供』、拝見しました。まあとにかく衝撃と余韻がすごくて...。五十