7月の参院選では、憲法改正問題が争点として現実味を帯びて来ました。前回この欄で、憲法改正要件を規定した「96条」に絞った改正について考えてみた際にも、次の憲法の全体像、つまり憲法観なくしては議論は不可能ということを痛感させられました。そんな議論を7月までに詰めるというのは大変です。今回は、とにかく議論の全体像をまずイメージするために、急いで論点の整理をしてみました。 (1)改めて96条の改正問題ですが、まず改正要件を緩くしておいて、自分たちの思想に合った憲法を通した後に改正要件を厳しくして憲法を固定化するということは防止しなくてはなりません。これに加えて、総議員の50%+で発議し、有効投票の過半数で改正可能というのは、多くの反対者をひきずっての改正を可能にするわけです。ですから、国論分裂を常態化する危険性はないのかという議論も必要です。基本的人権など国家観の大原則に関するものは改正しにくく
人生を共にする「一着」を。 設立60周年を迎えた私たちNEWYORKERが、 お客様と紡いできたもの。 それは、手にしていただいた服への思いを 共有してきた時間です。 時代のエッセンスを取り入れながら、デザインに、クオリティに 自信をもったトラディショナルプロダクトを 提案し続けること。 そして、お客様一人ひとりに寄り添ったおもてなしの心で、 永く愛用できる服と出会っていただくこと。 これまでも、これからも。 袖を通す人に愛着をもたらし、 その思いを次の誰かに伝えたくなるような そんな人生と深く関わる一着をお届けしていきたい。 さらに続く、100年ブランドを目指して、 NEWYORKERはお客様と共にあり続けます。 おかげさまで60周年
この男と米グーグルは切っても切れない関係にあるのかもしれない。 元頓智ドット代表取締役の井口尊仁氏。彼が世の脚光を浴びたのは2008年の秋だ。スマートフォンに搭載されるカメラを通じて見える風景に、様々なデジタル情報を付加してあたかも現実世界を拡張しているかのように見えるAR(拡張現実)の申し子として、井口氏は注目を浴びた。 しかも舞台は日本ではない。トップクラスのベンチャーキャピタリストたちが集う米サンフランシスコで開催されたイベント「TechCrunch50」の舞台だった。拍手喝采を浴びた井口氏は、その後、日本ではエバンジェリストとしての地位を不動のものにしていく。 記者が井口氏に初めて取材できたのは、2008年11月。当時、井口氏は頓智ドットの技術フェローだった情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授の赤松正行氏がいる岐阜県大垣市に本社を構えていた。記者は井口氏の持つ独特の雰囲気に飲ま
私もこのことについては昔から気になってました。 軟膏や粉薬じゃ意味がないことわざなのに、かなり古い文献にも似たような記述がある。 考えられるのは黒田如水の先祖が商っていたというメグスリノキなんですが、これは洗顔液で点眼薬ではない。 幕末のポンペ先生が1867年に弟子に伝えて大当たりしたという「精奇水」か?でもこれも軟膏らしい。 後の参天製薬になる田口參天堂が最初の点眼薬を売り出したのは、1899年の事なんです。 通常のQAは結局よくわからないので、このことわざ自体が新しいものなんじゃないかという結論でした。 しかし、ここでこだわりの人のサイトを発見できました。ことわざ研究者(ことわざ学会代表理事)北村孝一氏の「ことわざ酒房」です。 氏は例のトリビア番組で当時は「軟膏の塗り薬」で、二階から目薬は「無理な相談です」「ことわざの意味も出来ないこと、してみても無駄なこと」だという説を聞き、釈然とし
4月6日、将棋のプロ棋士5人と5つのコンピュータ将棋ソフトが対決する『第2回 将棋電王戦』の第3局が、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われた。中堅戦は、終盤力に定評がある若手実力派・船江恒平五段と、昨年の『世界コンピュータ将棋選手権』で3位(42チーム中)となった「ツツカナ」の対決。第1局はプロ棋士が勝利、第2局はコンピュータがついに対プロ棋士戦で初勝利。そして1対1のタイで迎えた第3局は、団体戦の今後を占う上で重要な意味を持つ対局となった。 ちなみに、この対局の前日には、将棋には腕に覚えがあるという俳優・石田純一と、お笑いコンビ・インパルスの板倉俊之による「ツツカナ」とのエキシビションマッチも行われた。いくら将棋経験があってもアマチュアでは歯が立たないということで、飛車落ち、プロ棋士・伊藤真吾四段によるアドバイス、ニコニコ生放送のコメントでのアンケートなど、さまざまなハンデも用意された。が、
船江五段は今年26歳になる若手プロだが、棋戦(ノンタイトルの公式戦)での優勝経験もある、将来を期待される逸材。そして、プロ棋士側代表5人の中でもキーマンといっていいだろう。コンピュータ戦という異質の戦いでは、柔軟性や気力・体力に勝る若手実力者が最適と思われるからだ。将棋界の関係者間の前評判でも、まず確実に1勝を期待できるのは船江五段であると噂されていた。それだけに万が一敗れればプロ棋士側のダメージは大きく、後に続く棋士に掛かる重圧も大きくなる。船江五段は絶対に負けられない戦いに臨むのだ。 対するコンピュータ側中堅は「ツツカナ」。開発者は一丸貴則氏。 ツツカナは2012年コンピュータ将棋選手権3位のソフト。「人間のような手を指す」ことを意識して開発されたソフトであるという。開発者の一丸氏は「将棋の実力はペーパー初段です」というように研究者タイプである。勝負にあたっては「プロ側に十分な実力を発
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