いきなり指し手の話で恐縮だが、先手番のやねうら王が初手の▲1六歩と突き、以下△3四歩▲7六歩△8四歩▲1五歩と進んだ。それが第1図の場面だが、ここまで見て、やねうら王も味なことをやる、と感心した。 棋史に名を残す、阪田三吉と木村義雄が戦った「南禅寺の決戦」で、阪田が後手番の一手目に△9四歩と端歩を突いたのは、ご存知の方も多いだろう。 世間は驚いたが真意は誰にもわからず、以来「謎の一手」と言うことになっていた。 それが十年くらい前から後手一手損換戦法が多く指されるようになり、阪田の端歩も不思議な手とは思われなくなった。第1図も、▲9五歩を序盤に於いては不急の一手と見れば「南禅寺の決戦」と先後を入れ替えた、本質的には同じ局面とも言える。要するに、相手の出方を見る、という意味なのである。イギリスの古い諺は「真理は時の娘」と言っているが、歳月はいろいろな事を教えてくれる。 さて、対局場は両国の国技
袴田巌元被告の再審開始の決定を受けて、姉の秀子さんは記者会見で「よく頑張ったね、やっと自由になれるよと声を掛けてあげたい」と笑顔を浮かべて話しました。 秀子さんは「ただうれしいのみでございます。47年と言えば確かに長いだけですが、知らぬままに47年がたったという感じです。ただうれしいだけで、何とも言いようがない。『よくがんばったね、やっと自由になれるよ』と声を掛けてあげたい」と笑顔を浮かべながら話していました。 また、弁護団の団長を務める西嶋勝彦団長は「やっと再審の壁を開くことができた。再審の開始と共に死刑の執行停止と拘置のすべて停止する画期的な決定だ。これまでの長い審理だったが、弁護側が提出した5点の衣類のDNA鑑定や色などの新証拠も丁寧に評価していただいた。1日でも早く彼の釈放を求めていきたい」と話していました。 裁判所が証拠についてねつ造の可能性を指摘したことについては、「捜査機関だ
浦和レッズはクラブ内の処分や体制・ルールの見直しと並行して、いわゆるゴール裏中心部のサポーターと今後のありかたについてコミュニケーションを図っておりましたが、昨晩(3月27日)サポーターグループ11チームよりチームを解散するとの申し出がありました。 当該チームより「過去のトラブル及び今回の事案について、当事者としての責任を認識し、全員で解散を決めました。今後は、差別撲滅に向けた取り組みを含め浦和レッズのために行動していきます」とのコメントがありました。 浦和レッズはクラブの現状を共有した上での申し出と理解しました。 浦和レッズは今回の事案を糧として生まれ変わるとの決意で取り組んでおります。多くの方々と一度に話し合うことは困難ですが、今後とも時間をかけながらも、楽しいスタジアム、熱狂するスタジアムについてファン・サポーターの皆さんと共に考えて行きます。 尚、今回解散するチームはB-ROCK
入社式や入学式など、スーツを着る機会が増えるこの季節。あまり着慣れていないと、自分に合ったスーツのタイプや、ボタンはどこまで留めればいいのかなど、分からないことがどんどん出てきます。そこで、スーツを購入する際や試着のときに気をつけたいポイント、着こなし方などをまとめました。スーツに加え、革靴の手入れ方法をまとめたエントリーも紹介します。 ■ 自分の体格に合ったスーツを選ぼう ▽ スッキリ、脚長に見せるには?自分に合った「スーツの選び方」 - はてなニュース <ジャケットとパンツ、それぞれのサイズを確認> スーツを選ぶ上で重要なのは、自分の体格に合っているかどうかです。上記のエントリーでは、スーツの代表的な3つのスタイル「ブリティッシュ」「イタリアン」「アメリカン」をピックアップ。それぞれの特徴と共に、体格に合ったスーツのタイプを紹介しています。厚みのあるがっしりとした体格であれば、肩幅が少
死刑囚の再審開始決定と釈放が同じ日に行われるのは初めてとなる。この異例の司法判断の根底には「袴田事件」における検察・警察の捜査手法への強い不信感がある。 静岡地裁決定は「捏造(ねつぞう)された疑いのある証拠で死刑の恐怖の下で身柄を拘束された」と、捜査の全否定とも取れる表現で検察・警察を批判。「正義」という言葉まで使い、約48年に及んだ袴田さんの身柄拘束を解くことを認めた。 決定では5点の衣類について「捏造と考えるのが合理的」とし「捏造をする必要と能力を有するのは警察をおいて他にない」と踏み込んだ。 決定が重きを置いたDNA型鑑定について、検察内部では当初、別の犯人の存在を指し示す鑑定結果が出た足利事件などとは「根本的に違う」という見方が支配的だった。 しかし、そうした判断を地裁は一蹴し、近年のDNA型鑑定を重くみる潮流に沿って袴田さんの犯人性を否定した。静岡県警幹部は「本当に証拠の
3月22日、将棋のプロ棋士とコンピュータ将棋ソフトが戦う「第3回将棋電王戦」第2局、佐藤紳哉六段対やねうら王の一戦が、両国国技館で行われた。対戦形式は5対5の団体戦で、第1局は将棋ソフト「習甦」が制している。プロ棋士側は連敗すれば早くも後がなくなる重要な一戦である。 将棋電王戦の第1局が行われていた日、筆者は将棋のタイトル戦のひとつ「棋王戦」の前夜祭の取材で富山県にいた。現地ではもちろん電王戦が話題の中心で、関係者の誰もがプロの勝利を期待していた。だが、第1局はプロが敗れた。内容的にも完敗である。 「この敗戦は痛い。もしかすると全敗するんじゃないか」と、がっくり肩を落とす関係者たち。筆者も同じ思いだった。しかし、それから1週間経って第2局を迎えてみると、関係者の雰囲気は変わっていた。「菅井五段の敗戦はプロ側にとって痛いが、勝負はこれから」と前向きになっていた。 菅井五段は生粋の振り飛車党だ
STAP細胞は、画期的な発見として一月末に大々的に発表され、研究者のキャラクターも話題となりメディアに盛んに取り上げられました。ノーベル賞級の発見だとして世間が熱狂ムードにある中、私は違和感を感じ、次のようにツイッターでつぶやきました。 「STAP細胞の研究についての色々な意見を見て思ったのですが、論文の共著者に有名な研究者の名前があるからきっと信用できるだろうという意見が散見されました。共著者に著名な研究者がいるかどうかではなくて論文の中身で判断しないと危ういです。過去の捏造問題から何も学んでいないことになります[*1]」(2014年1月30日) 論文公表直後から、再現できないという報告が相次ぎ、「小保方さんが自分でも意識していないコツがあるのではないか?」「成功に必要な手順が特許の関係で隠されているのではないか?」などという憶測がなされ始めました。残念ながらその後、STAP細胞の論文に
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