今回の東日本大震災で津波の被害を受けた各所では、津波に備えた強固な防波堤が脆くも崩れ去ったことが報じられています。 そんな中にあって、被害が大きかった宮城県石巻市においても、渡波海岸の防波堤はその効果を発揮し、被害を最小限に食い留めたらしい、という情報を目にしました: 12日夜に石巻で被災した人とIRCでチャットした そこで、これが果たして真実かどうか、その検証の参考となる画像を用意してみました。 国土地理院: 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による被災地の空中写真 これは衛星写真ではなく、航空機もしくはヘリにより撮影した航空写真です。衛星写真よりも優れた解像度であり、防波堤の被害状況もよく読み取れるレベルです。 このページで配布されている航空写真は細切れ状態のため、それを私が手作業で繋ぎ合わせてみました。素人の手作業ですので、合成の品質にはやや難がある点についてはどうかご了承