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ブックマーク / blog.skky.jp (5)

  • 2020年東京五輪と『失敗の本質』 - しっきーのブログ

    「成功」した事例の共通要素を抽出して「こうすれば成功する!」という方法は、楽にできるしわかりやすいので、自己啓発書やコンサルなんかがよく使いたがる。しかしその「成功」は、同じ方法をとった大勢の中から偶然成功したもの、つまりジャンケン大会やビンゴ大会の優勝者に、その勝利の秘訣を聴くようなものだったりすることが多い。 多くの人が自分の成功の理由と方法を喧伝したがるのに対して、「なぜ失敗したか」は往々にして闇に葬り去られる。失敗とは恥であり、世間に晒される前に隠したくなるものであるからだ。だからこそ「なぜ失敗してしまったのか」の事例研究の価値は高い。大東亜戦争という日の巨大な「失敗」に目を向けたのが『失敗の質』という名著である。 失敗の質―日軍の組織論的研究 (中公文庫) 作者: 戸部良一,寺義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 199

    2020年東京五輪と『失敗の本質』 - しっきーのブログ
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2015/08/04
    id:skky17様 その構想はすでに1年前に宇野常寛が提言してます。そちらに乗っかったほうが得なのでは? http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar621475
  • 若者だけど戦争と安保法案とデモについて考えてみたよ - しっきーのブログ

    最近何かと話題になっている安保法案、徴兵制、デモ、SEALDsなどについて、このビッグウェーブに乗るべくいろいろと言ってみたい。ブログを始めたときは政治系の記事はやめようと思っていたのだけれど、最近は政治的発言にハマっていてね。 右側も左側も戦争観が古い まず始めに言うべきなのは、現代の先進国同士の戦争がどのようなものか、誰も詳細に提示できないということ。戦場がサイバースペースや宇宙に拡張され、国民の一人ひとりがインターネットという共有手段を持ち、多国籍企業が各国に工場を構えてそれぞれの国民を雇っている現代において、戦争がどのようなものになるのか誰も想像することができない。 戦車や戦闘機の数など、「量」としての軍事力はあまり意味を持たなくなってしまった。しかし、現代戦がどのようなものか誰もわからないが故に、何十年も前の戦争の枠組みが通用するという仮定で、国際関係の安定が図られている。これは

    若者だけど戦争と安保法案とデモについて考えてみたよ - しっきーのブログ
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2015/08/04
    ところどころほころびはあるしオチは弱いけれど、バランス感覚としては個人的に好ましい。
  • 現代世界の十大小説 - しっきーのブログ

    かつて、作家のサマセット・モームが、「世界の十大小説」というで10人の作家を選んでいる。そのリストは トム・ジョーンズ/ヘンリー・フィールディング 高慢と偏見/ジェイン・オースティン 赤と黒/スタンダール ゴリオ爺さん/バルザック デイヴィット・コパーフィールド/ディケンズ ボヴァリー夫人/ギュスターヴ・フロベール 白鯨/ハーマン・メルヴィル 嵐が丘/エミリー・ブロンテ カラマーゾフの兄弟/フョードル・ドストエフスキー 戦争と平和/レフ・トルストイ というものだった。これらの特徴は、イギリスが4つ、フランスが3つ、ロシアが2つ、アメリカが1つと、どれも国民文学だということだ。19世紀から20世紀半ばまでは国民国家の時代であり、国家一つ一つの単位で国民意識を強化していくというのが文学の大きな任務だった。 しかし、現代の作家を国民文学の枠組みで捉えることはできない。国境を跨ぎ、あるいは移民先

    現代世界の十大小説 - しっきーのブログ
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2015/06/17
    大学の先生が石牟礼道子をとても熱心に推していた。名前とその概略だけを知り、いまだに苦海浄土を読んでいないことを後悔する。
  • 日本のゲーム産業の現状 - しっきーのブログ

    概要 ゲームについて語るが、その前に日のコンテンツ産業全体の話から。 ハリウッド型コンテンツの武器は大規模な宣伝とクオリティの高さ。日型コンテンツの武器はタブーの少なさと参加する敷居の低さが生み出す「多様性」。 大手のゲーム産業は「ハリウッド化」している。 ソーシャルゲームは日型コンテンツの正統な後継者なのか? 「ソーシャルゲーム的なもの」が「日のコンテンツ産業的なもの」でもあるなら、批判するんじゃなくて、それを良い方向に持っていくことを考えるべき。 久々のゲーム記事だぜ。でも、まずはゲームについて語る準備として、漫画、アニメ、ラノベなどの日のコンテンツ産業全般の話から始める必要がある。日はコンテンツ大国と言われていて、コンテンツ産業の規模もアメリカに次ぐ世界2位だ。日の作品は国際的に認知されてきていると言われる。ただ、それはアメリカのハリウッド型の広まり方とはまったく別なん

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  • 日本のアニメはこれからどうすればいいのだろう - しっきーのブログ

    概要 アニメ業界は苦しい。 コンテンツが無料で視聴されている中、収益を上げるモデルを確立できていない。 人件費を抑えるために国外に作業を外注して、そのため国内のアニメーターの待遇は悲惨になる。 業界が高齢化しているらしいが、若くて才能のあるアニメーターをすくい上げる仕組みはあるのだろうか。 同人的な方法でアニメを作るのは可能か? 無料で見られるのを前提とした上でアニメをつくる必要がある。広告と一体化したアニメってありかな? アニメ業界は苦しい。 僕は、アニメは日の誇りだと思っている。今でも優れたアニメは生み出され続けているが、現場のアニメーターの待遇は悲惨だと聞く。アニメは違法視聴が問題とされているけど、もともとテレビで無料で流して、グッズや玩具などの関連商品を売ってリクープ(投資金を回収)する収益モデルのアニメも多かった。ロボットアニメは玩具を売ってリクープしていたし、萌えアニメはマニ

    日本のアニメはこれからどうすればいいのだろう - しっきーのブログ
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