この夏、ある試合会場で対戦したチームに「スペイン帰り」という肩書きを持つ指導者の人がいた。その方はツイッター上では知っていたのだけれど、面識はなく。 その方のツイッターを覗くと、その多くの投稿で「スペインでは」という枕詞がついて、つまりスペインの良さを強調すると同時に、日本の育成事情へのダメ出しがニュアンスとして含まれている投稿が多かった。その多くは、戦術について。 この方に限らず、最近はWeb上やSNSなどで戦術に言及する、いわゆる《戦術クラスタ》の方々がとても増えてきている印象がある。 もちろんそれ自体はいいことだと思うし、日本サッカー、特に育成年代での戦術指導、戦略の共有、そこから逆算した技術指導やコーチングなど日本は明らかに遅れているから、その意味で、戦術クラスタの方々が多く現れてきているのは別に悪いことじゃない。 むしろいい傾向だと思います。サッカーを知らない、サッカーを自分の言
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