ブラックホールなど宇宙の謎に迫る日本の新しい天体観測衛星、「アストロH」が17日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケット30号機で打ち上げられます。 「アストロH」は、宇宙の天文台とも言えるもので、地球上では大気に吸収されて観測できない「エックス線」を捉えることができ、その感度はこれまでの衛星より最大で100倍高くなっています。 宇宙から届くエックス線を捉えることで、光では直接の観測が難しいブラックホール周辺の状況などを調べることができ、宇宙の謎の解明につながると期待されています。 「アストロH」を載せたH2Aロケットの30号機は、午前9時ごろから燃料の注入が始まり、最終的な準備が進められることになっています。 打ち上げを行う三菱重工業によりますと、17日夕方の発射場周辺の天候は曇りと予想され、今のところ打ち上げに影響はない見込みだということです。「アストロH」を載せたH2Aロ