エッセイスト 小島慶子 2017年6月、「すべての女性が輝く社会づくり本部」の会合であいさつする安倍晋三前首相。20年7月、女性管理職3割目標達成を先送りすることを発表した (c)朝日新聞社 タレントでエッセイストの小島慶子さんが「AERA」で連載する「幸複のススメ!」をお届けします。多くの原稿を抱え、夫と息子たちが住むオーストラリアと、仕事のある日本とを往復する小島さん。日々の暮らしの中から生まれる思いを綴ります。 【写真】「すべての女性が輝く社会づくり本部」の会合であいさつする安倍晋三前首相 * * * “女性が輝く”のは、既存の男性中心社会にとって都合の良い形でだけ。それがこの約8年の女性政策の本音であったことは明らかです。低賃金の非正規雇用の女性を増やして人手不足を補う一方で、女性幹部を3割に増やす目標は17年かけても達成されず、さらに10年先送り。パンデミックが起きた途端に、
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