Point ■人類学者の間に広まる「イヌイットのうんちナイフ伝説」がついに実験される ■この伝説は、イヌイットの男性が自分の便を凍らせてナイフを作り、犬をさばいたことに由来する ■研究チームはイヌイットの便に近づけるため、食生活を変更 ナマコの口の中が異世界レベルの禍々しさだった 1988年、人類学者のウェイド・デイビス氏が著書の中で報告した「イヌイットのうんちナイフ伝説」。 冗談のような名前ですが、「それを知らぬ人類学者はいない」と言われるほど有名な逸話です。 しかし「うんちでできたナイフ」という検証の難しさからか精神的な距離感からか、これまで実際に調査されることはありませんでした。 今回その禁断の扉を開いたのが、ケント州立大学の研究チーム。果たしてその切れ味はいかほどだったのでしょうか。 実験の詳細は、「Journal of Archaeological Science: Report