JR東日本は2日、2011年春から東北新幹線の東京−新青森間で運行する新型車両「E5系」の列車愛称の募集を始めた。清野智社長は「日本で初めて時速300キロで走るというイメージを提案してほしい」と呼びかけた。地元には「はやて」の愛称存続を求める声も根強いことから、「地元意見など踏まえ、これから考える」と述べ、「はやて」存続に含みを持たせた。 新型新幹線E5系は、八戸−新青森が開業する2010年12月から13年3月にかけて、3編成が営業運転に投入。22年度末には宇都宮−盛岡でフランスの高速列車TGVと並ぶ320キロで運転し、東京−新青森を最速3時間5分で結ぶ予定だ。清野社長は「時刻表などをみて一目で新しい車両かどうか分かるようにしたい」と愛称の募集を決めた。 ただ、E5系の登場で2013年には現在東京−八戸間を運行するE2系「はやて」と入れ替えられ、「はやて」の愛称がなくなることになる。これに