国や企業などを狙ったサイバー攻撃が相次ぐなか、コンピューターの情報を守るための人材を育てようと、学生を対象にしたハッカーコンテストが東京で開かれました。 このコンテストは、情報セキュリティーを扱う企業や研究者がことし初めて開いたもので、全国の予選を勝ち抜いた中学生から大学院生までの10チーム、46人が参加しました。 競技は、サーバーの中のセキュリティー上の欠陥を見つけ出し、内部に侵入するまでの速さなどを競います。 参加した学生たちは、どうしたらサーバーに侵入できるのか、ほかのメンバーと相談しながら、さまざまな方法を試していました。 競技は合わせて11時間かけて行われ、静岡の高等専門学校の学生や、東京の高校生など、5人で作るチームが優勝しました。 優勝チームのメンバーで、筑波大学附属駒場高校2年の熊崎剛生さんは、「将来は、企業などの情報セキュリティーに貢献する仕事がしたいです」と話していまし