次世代のウェアラブルデバイスとして注目が高まるグーグルグラス。日本では依然、未発売のこのデバイスだが、米国や英国ではすでにさまざまな分野でその業務利用が始動している。ベンチャーキャピタルから1,000万ドル(約10億円)規模の出資を受けるスタートアップ企業も現れた。 今年6月にはGoogleがそのビジネス向けの利用を推進する公式パートナー「Glass at Work」に米国企業5社を選出。その流れはさらに加速している。この連載では全4回の予定で、その代表的な活用事例を紹介していきたい。 医療分野:Augmedix 「2012年の夏に初めてグーグルグラスに触れ、雷に打たれたような衝撃を受けた」とのエピソードを語るのは、Augmedix社代表のイアン・シャキル氏。イアン氏は当時、スタンフォード大学のビジネススクールを卒業し、医療関連のデータを扱う企業に職を得たばかりだったが、即座に自ら起業する
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