文章を書くのが苦手だ。メールの表現に悩み、時間がかかる。マナーに厳しい取引先がいる……。一般的な書き方を知れば、面倒は減る。今回、ニーズ別に、フレーズと文例を集めた。日本ビジネスメール協会の平野友朗さんと「ビジネス表現の基本」を確認しよう。 「要するに」を上司は求めている ビジネス上の報告・連絡では、早さと正確さに加えて、上司が一目で状況を把握できるように、文面を工夫することが大切です。 まずは多方面に散らばっている情報を要約します。このとき、すべての情報を羅列して報告する人がいますが、上策とはいえません。なぜなら、細々した情報から経緯を読み取るには時間が必要だからです。報告の受け手は、それよりも「要するに……」を求めています。そのうえで、今後必要な対策についても簡潔に提案できるといいでしょう。 異動・退職に際して取引先へ送る各種の「おしらせ」も報告の一種です。こちらは、わかりやすさよりも
![メールでの「報告・連絡」評価が上がる言い回し文例集](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e63f2d0d759fbdde6401be7a4f7e16c35513e267/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2Fc%2F1200wm%2Fimg_1c850f8a1eb6353966b561ac2c099e0645965.jpg)