次々と出る良好な実験データ─「うまくいきすぎて、怖いくらいでした」と、持田啓佑・大学院生は研究を振り返る。オートファジーは、細胞内の大規模分解システム。世界中で激しい研究競争が繰り広げられているこの分野で、細胞の小胞体に加え、核のオートファジーの仕組みをも明らかにすることに、わずか2年ほどで成功したのだ。
![激しい研究競争を制し「小胞体と核の仕組み」をたった2年で解明したのは、日本の大学院生だった](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/70f5b7b1e046b29151de6cb20e20c0f4d5fd7f52/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5c637d9d3b0000b6036b171d.jpeg%3Fops%3D1200_630)
遺伝子を特定の場所で切断する。画像はイメージ。記事と直接の関係はありません。(画像:Hiroshi Nishimasu, F. Ann Ran, Patrick D. Hsu, Silvana Konermann, Soraya I. Shehata, Naoshi Dohmae, Ryuichiro Ishitani, Feng Zhang, and Osamu Nureki) 11月28日号の有力科学誌サイエンス誌にクリスパー・キャス(CRISPR/Cas)システムの発見者として名高いシャルパンティエ(Charpentier)さんとダウドナ(Doudna)さんが「クリスパー・キャス9によるゲノム工学の最前線(The new frontier of genome engineering with CRISPR-Cas9)」という総説論文を発表している。 ノーベル賞が視野に入ってきたのだ
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