象徴としての務めについてのお気持ちを表明される天皇陛下=7日、皇居・御所応接室(宮内庁提供) 天皇陛下は8日午後3時、象徴としての務めについてのお気持ちをビデオメッセージで表明し、生前退位の実現に強い思いを示された。82歳となり、次第に進む体の衰えを考慮し「全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが難しくなるのではないかと案じています」と語り、国民に理解を求めた。 公務の重要性を強調し「象徴天皇の務めが安定的に続いていくことをひとえに念じる」とした。 実現には、皇室典範の改正などが必要となる。政府は既に水面下で検討を進めており、法整備に向けた議論が本格的に始まる見通しだ。
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