災害により荒野と化した京都は、獣のように生きていくしかない世界。産み落とされてすぐに母親に食べられそうになり、ひとりで生きていくことを余儀なくされた少年、アシュラ。ことばをもたないアシュラは、少女、若狭や法師と出会い、やがて人間性に目覚めていく。 試写を観て(作品レビューはこちら)、アシュラ、野沢雅子に話を聞きたいと思った。ことばをもたないアシュラの声に、衝撃を受けたのだ。9月6日に行われた「アシュラ」の先行プレミアム上映会のあと、時間を取っていただく。 新宿バルト9の小さな控え室に野沢さんはいた。 無の状態になったほうがいい 野沢 すごいでしょう。 ――はい。もう、なんて言ったらいいのか。 野沢 私もことばじゃ言い表せない。雷が落ちたなんてものじゃない衝撃がありました。 なんでも食べられる豊かないまの世の中と、食べるものがなくて殺しあいが行われる「アシュラ」の世界は全然違いますよね。想像
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