1987年10月8日生まれ。スペースクラフト・エンタテインメント所属。『天使のしっぽ』(サルのモモ役)で声優デビュー。主な出演作に『涼宮ハルヒの憂鬱』(涼宮ハルヒ役)、『らき☆すた』(泉こなた役)、『DEATH NOTE』(弥海砂役)、『NANA』(芹澤レイラ役)ほか。第1回声優アワード新人賞女優部門受賞。 ――写真集の企画が持ち上がった時は、どんな気持ちでしたか? 「本格的に声優のお仕事をさせていただくようになったのが2006年の春からなんです。そうしたら『涼宮ハルヒの憂鬱』が大ヒットして……。昨年は本当に時間がスピーディーに流れていたし、それは応援してくださっている皆さんも、そのように感じていただけたんじゃないかと思います。おかげで平野綾という存在を広く知っていただける年になりました。その上でスタッフと“これからもっといろんなことにチャレンジしていきたいよね”とよく話をしていたんです
爆笑問題・太田光さんほか多くの本好きに絶賛された『ベルカ、吠えないのか?』、三島賞を受賞した『LOVE』など、次々と話題作を発表している古川日出男さん。近年ではロックバンド「ZAZEN BOYS」の向井秀徳さんと朗読ギグで共演したり、多方面から注目を集めている。最新作『ハル、ハル、ハル』は、一貫した方針で書かれているが連作ではない3編の小説を収めた1冊だ。 1966年、福島県生まれ。 早稲田大学第一文学部中退後、編集プロダクションに勤務。1998年『13』で作家としてデビュー。2002年『アラビアの夜の種族』で第55回日本推理作家協会賞、第23回日本SF大賞をダブル受賞。2006年『LOVE』で第19回三島由紀夫賞受賞。ほかの著書に『サウンドトラック』『gift』『ベルカ、吠えないのか?』『ロックンロール七部作』『僕たちは歩かない』『サマーバケーションEP』などがある。 古川日出男公式
女子学習院に通う令嬢の花村英子と、英子が“ベッキーさん”と呼ぶ女性運転手の別宮(べっく)みつ子が、周囲で起きる不思議な出来事の謎を解明していく“ベッキーさんシリーズ”の第2弾『玻璃の天』。仲違いした兄弟を復縁させるはずだった浮世絵が消えてしまう「幻の橋」、失踪した少女が残した暗号を解く「想夫恋」、天窓がステンドグラスという奇妙な屋敷で起きた墜落死の謎に迫る「玻璃の天」の3編が収録されている。このシリーズでは、昭和初期の上流階級の華やかな暮らしと、戦争へと流れていく時代の重さを同時に描き出している著者の北村薫さんに、シリーズ誕生の経緯から今後の予定までじっくりと話を伺った。 1949年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学在学中は、ワセダミステリクラブに所属。1989年、高校の教員として勤務しながら執筆した『空飛ぶ馬』でデビュー。1991年、『夜の蝉』で第44回日本推理作家協会賞を
累計120万部を突破した「しゃばけ」シリーズでおなじみの畠中恵(はたけなかめぐみ)さん。今回、刊行がスタートしたばかりの新シリーズも、早くも話題になっている。「しゃばけ」と同じく江戸時代が舞台で、タイトルは『まんまこと』。神田の町名主(まちなぬし)高橋家の跡取り息子・麻之助が、悪友と一緒に身のまわりで起こるゴタゴタを解決する。ユニークなキャラクターと温かな読後感が印象に残る連作短編集だ。現代人には耳慣れない町名主とは、どんなことをするひとなのか? キャラクターが生まれた背景は? 時代小説のおもしろさとは? 著者の畠中さんにお話を伺った。 1959年高知県生まれ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学卒。漫画家アシスタント、書店員を経て2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。「しゃばけ」シリーズは『ぬしさまへ』『ねこのばば』『おまけのこ』『うそうそ』と
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒。同大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で第15回ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。他の著書に『四畳半神話大系』『きつねのはなし』『夜は短し歩けよ乙女』がある。 ブログ:「この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ」 ――あとがきによると、名作のリミックスをやるというのは編集者の発案で、取り上げる原典はご自分で選んだそうですね。どれくらい読んで決めたんですか? 「自分の知っている中から、もや〜っと“これかな?”と思い浮かんだものを何冊か読んで選びました。取り上げる短編を決めたら何回も読み直して、盗めるところは全部盗んだという感じ。あんなに真剣に短編を読んだことはないですね。細かく分解して主な要素は何か考えたり、例えば『山月記』は後半にある李徴(りちょう)の独白の場面を抜書きしたりしました」 ――原典の主人公・李徴は詩人になりそ
それでもボクはやってない 日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり! 周防正行/著 (2007年1月発行) 痴漢冤罪事件を題材に、日本の刑事裁判の実態をリアルに描いた映画「それでもボクはやってない」。周防正行さんが、「Shall we ダンス?」以来、11年ぶりに撮った作品だ。この映画のシナリオに加えて、カットされたシーンのシナリオとその理由、元裁判官の木谷明氏との対談がおさめられたのが、『それでもボクはやってない 日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!』である。今回の映画制作を通じて周防さんが抱いた日本の刑事裁判に対する疑問点を映画のシーンに沿って木谷氏に聞いていく最後のパートは圧巻だ。映画の中の“荒川弁護士”の弁護の仕方や“室山裁判官”の下した判決は、木谷氏の目にはどう映ったか。日本の刑事裁判の問題点があぶり出されてくる1冊となっている。 1956年、東京都生まれ。1984年、ピンク映画「変態家族
文学界や出版界の枠を越え、社会現象まで巻き起こした史上最年少での芥川賞受賞から3年。多くのファンが待ちわびた綿矢りささんの新作が、ついに刊行された。著者にとって初めての長編である『夢を与える』の主人公は、幼い頃からチャイルドモデルとして活動し、やがて芸能界でもスターになっていく夕子。1人の美しい少女が、華やかだが移ろいやすい世界の中で翻弄されながら成長する姿を、前作『蹴りたい背中』までとは大きく変化した静謐(せいひつ)な文章で描いている。 1984年、京都府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。京都市内の高校に在学中の2001年、『インストール』で第38回文藝賞を受賞しデビュー。2004年、文藝賞受賞後第1作の『蹴りたい背中』で第130回芥川賞を受賞。芥川賞史上最年少となる19歳での受賞は大きな話題を集め、『蹴りたい背中』は127万部のベストセラーに。また、2005年に発売された文庫版『インスト
『シャアへの鎮魂歌 わが青春の赤い彗星』は、「機動戦士ガンダム」にシャア・アズナブル役として出演、人気を集める声優、池田秀一が、自らの半生を振り返り、その出会いと別れを綴った一冊。シャアにまつわるエピソードを中心に、共演陣のこと、スタッフのこと、演技のことなど、その舞台裏を初めて明かした。 1949年12月2日、東京都生まれ。子役時代のドラマ「次郎物語」で国民的な人気者となり、その後、79年に放映された「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブル役でカリスマ的な人気を得た。ガンダム・シリーズの他、テレビアニメ、OVA、洋画吹き替え、CM、ナレーションなどで幅広く活躍中。 ――本書の前半は、子役としてスタートした池田さんが、売れっ子となりさまざまな実写作品にかかわる様子が書かれています。エノケンこと榎本健一や石原裕次郎といったビッグネームも登場します。 「この本を手にとられる方が期待してい
あのガチャピンが本を出した! フジテレビ系「ポンキッキ」でおなじみ、スポーツ万能の恐竜の子ども、ガチャピン。2006年の夏休みから毎日ブログを書いている。その人気ブログ『ガチャピン日記』が本になったのだ。ブログの内容だけではなく、ガチャピンチャレンジ名場面集など付録も満載。子どもから大人まで、眺めているだけで、楽しくなる一冊だ。 恐竜の子ども。年齢は5歳。4月2日、南半球でいちばんきれいな空気と水と緑、色とりどりの花に囲まれ、大昔の恐竜の子孫まで住んでいるという島に生まれる。身長165センチ、体重80キログラム。どんなときも元気でくよくよしない性格。でもちょっとオッチョコチョイのところがある。趣味はスポーツ全般と冒険。 ブログ:ガチャピン日記 ―― ガチャピンは、なぜブログにチャレンジしたの? 「今までいろんなスポーツにチャレンジしてきたけど、スポーツ以外のチャレンジをムックといっ
今年の1月、大学病院を舞台としたメディカルミステリー『チーム・バチスタの栄光』(以下、『バチスタ』)でデビューした海堂尊(かいどう たける)さんが、早くも第3作目の長編『螺鈿迷宮』を発表した。過去の2作品とは出版社も主人公も異なるが、舞台になるのは同じ桜宮市内の桜宮病院。傍若無人な変人役人の白鳥や、これまでは名前だけしか登場していなかった幻のキャラクター姫宮も登場し、海堂ワールドのさらなる広がりを感じさせる作品となっている。東城大学病院に勤務する万年講師の田口に代わって主人公を務めるのは、東城大学の医学部で留年を繰り返している大学生の天馬。幼なじみの記者からの頼みで、黒い噂の絶えない桜宮病院に介護ボランティアとして潜入するのだが……。終末期医療の先端施設としても注目を集める老舗の個人病院で、若き医学生が目にする真実とは? 1961年、千葉県生まれ。2006年、初めて執筆した小説『チーム・バ
1997年サンエックス株式会社入社。みかんぼうや、リラックマ、あまぐりちゃんなど、キャラクター商品の原案や作成を担当。2003年同社退社後、フリーに。「リラックマ生活シリーズ」「みかんぼうやシリーズ」「あまぐりちゃんシリーズ」などのキャラクター絵本ほか、エッセイ漫画『フリーな2人』も好評。 公式サイト:akibako ――リラックマはどんなきっかけで生まれたんでしょうか。 「 “かわいい着ぐるみを着て、ペットになりたいな”と思ったのがきっかけでした。所属していた会社では毎月ひとつキャラクターを作らなければならなかったのですが、“どんなキャラクターにしようかな”と考えていたときに、テレビ番組でチワワを見たんです。そのチワワが飼い主の方にとても大事にされていまして。体を洗ってもらい、ふわふわの布団に寝て、アクセサリーもつけている。しかも食事もすごく美味しそうなものを食べているので、すご
1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞を受賞。 公式サイト:大極宮 ――邪魅とはどんな妖怪なのか、あまり語られていない印象があるのですが。 「いや、語りつくしていますよ。“邪魅について語っている小説”コンテストがあったら一番という自負はあります(笑)。そもそも、邪魅なんてお化けはいないですし」 ――いない? 「いません。この講談社の連作は鳥山石燕の『画図百鬼夜行』シリーズで取り上げられている化け物――現代で言う妖怪――を主題にするという決まりなんですね。その中には石燕が創ったモノも相当数含まれていますし、由来や伝承のないモノのほうが多いんです。これまでは民間伝承が伝わっているモノや記録文献に取り上げ
ノーベル文学賞をとった川端康成の『雪国』は、“超クールでシュール、アバンギャルド”、徳富蘆花の『不如帰』は、“日本最高の<姑文学>”、武者小路実篤の『友情』は、“ストーカー的恋愛の顛末”を描いた作品だった――。多くの人が、名前だけは知っているけど読んだことのない明治から現代までの“名作”24作品を、柴門ふみさんが恋愛を軸に読み解いていったのが『恋する文豪』である。本書を読めば、名作の堅苦しいイメージが払拭されること間違いない。 1957年、徳島県生まれ。お茶の水女子大学哲学科卒業。1979年、「クモ男フンばる!」でデビュー。1983年に『P.S.元気です、俊平』で講談社漫画賞、1992年に『家族の食卓』『あすなろ白書』で小学館漫画賞を受賞。『東京ラブストーリー』をはじめ、数多くの作品がドラマ化されている。最近ドラマ化された作品には『小早川伸木の恋』がある。また、『恋愛論』『恋愛の法則36
どこにいたって、怖いものや汚いものには遭遇する。それが生きることだ――。宮部みゆきさんの3年ぶり、待望の現代ミステリーは、この世のあらゆる場所に潜む“毒”の物語だ。主人公は『誰か』で初めて“にわか”探偵をつとめた杉村三郎。たまたま恋に落ち結婚した女性が財界の大物の娘で、他人もうらやむ恵まれた生活を送るものの、お人好しで野心はゼロ。財閥企業で社内報の編集者をしている彼が遭遇した、連続無差別毒殺事件と宅地土壌汚染問題、そして会社の人事トラブルの行方は……? 1960年東京都生まれ。1987年『我らが隣人の犯罪』でオール読物推理新人賞を受賞しデビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、1993年『火車』で山本周五郎賞、1998年『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『ブレイブ・ストーリ
1976年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2000年、『格闘する者に○』でデビュー。2006年、『まほろ駅前多田便利軒』で第135回直木賞を受賞。小説では、『ロマンス小説の七日間』『私が語りはじめた彼は』『むかしのはなし』などがある。また、『妄想炸裂』『しをんのしおり』『人生激場』『三四郎はそれから門を出た』などのエッセイ集も人気を博している。 ――箱根駅伝を題材にされたきっかけは何ですか? 「2001年の正月にテレビで箱根駅伝を見て、“これを小説にしたらおもしろそうだな”と思ったのがきっかけです。駅伝って、個人競技と団体競技のちょうど中間にあるスポーツですよね。あと、これは調べていくうちにわかったんですが、短距離は、“持って生まれた筋肉の質がものをいう”らしいのです。駅伝のような長距離は、短距離とは違い、“才能と努力の狭間”にある競技なので、いろいろと描きがいのあるテーマが秘
兵庫県在住。2003年、第8回スニーカー大賞を『涼宮ハルヒの憂鬱』で受賞し、デビューを果たす。涼宮ハルヒシリーズは現在、第8巻『涼宮ハルヒの憤慨』まで刊行されている。また、電撃文庫より『学校を出よう!』シリーズ、『ボクのセカイをまもるヒト』シリーズ、『電撃!!イージス5』シリーズ、『絶望系 閉じられた世界』も刊行。趣味はバイクとマージャン。 ――まず、作家になりたいと思われたきっかけを教えてください。 「作家になりたいというより、小説を書きたいとはずっと思っていました。たぶん幼少期からさまざまな小説を読んでいるうちに、頭の中に“自分でも書きたい回路”が徐々に構築されていったのだと思います。今でも自分が作家なのか何なのか、よくわかっていません」 ――実際に作家になり、作品が社会現象といえるほど人気が出て、生活も変わったのでは? 「社会現象うんぬんについてはよくわかりませんが、生活は何
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