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ブックマーク / brainx.blog36.fc2.com (3)

  • BRAIN X 下斗米さんと矢木沢さん

    『全滅なう』特別短編 下斗米さんと矢木沢さん ※「ある日の遠矢くん1」未読の方は、よろしければそちらもあわせてお楽しみください。  ――あぁーマジ眠れない。  下斗米恵は寝つけない夜をすごしていた。 「むー」とうなってみる。  寝返りを打ってみた。  だめだ。  まるで眠れそうな気がしない。  恵はふとんを鼻の下まで引っぱりあげて、しばらくじっとしていよう、と心に決める。  息を殺していたら、規則正しい寝息が聞こえてきた。  文字で表せば「すふゅー、すふゅー」というかんじだ。 「……っ、か、かわいい……っ」  感動のあまり、思わず呟いてしまった。  電気を消して、カーテンを閉めているから、今、恵の部屋は真っ暗だ。もう十二時をすぎていて、恵はいつも十一時には寝ることにしているのであたりまえだろう。でも、いつもとは違い、部屋には恵だけじゃなくて、もう一人いる。恵は自分のベッドで寝ているのだが、

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    CAX 2011/09/07
    『全滅なう』特別短編 下斗米さんと矢木沢さん
  • BRAIN X ある日の遠矢くん1

    ※写真は関係ありません。 『全滅なう』特別短編 ある日の遠矢くん1  その日、遠矢越次は朝から不機嫌だった。  原因は、昨夜見たバラエティー番組だ。  番組の内容自体はどうでもいい。ひな壇に芸人やアイドルなどのタレントが居並んで、わいわいがやがや騒ぐという、ありがちな番組だ。 「――あのやろう……」  一人の、将来を嘱望されていて、遠矢もその技量を高く評価している若手芸人のツッコミが、とにかくひどかったのだ。  越次は手首を返しながら斜め上に右手を突きだして、 「タイミングじゃねえ。角度だ」  ぶつぶつ呟きながら、何度も右手を突きだす。 「角度が最悪だったんだ」  そのたびに、周りを歩いている落陽学園の生徒たちが、びくっ、びくっ、としていることに、しばらくしてから、越次は気づいた。もともと機嫌が悪いうえ、腹が立ったので、 「ああん……?」  とすごんでみせると、登校中の生徒たちは以後、一人

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    CAX 2011/08/26
    『全滅なう』特別短編 ある日の遠矢くん1
  • BRAIN X 『もてりあ』と『マイワールド』

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    CAX 2011/06/09
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