WHO=世界保健機関のヨーロッパ地域事務局長は、複数の国で新型コロナの感染者が再び増えていることについて、「規制緩和が早すぎた」という見解を示しました。 WHO・ヨーロッパ地域事務局のクルーゲ事務局長は22日、会見を開き、ドイツ、フランス、イタリアなどヨーロッパの複数の国でオミクロン株の亜種で感染力が高いとされる「BA.2」が広がっていて、新規感染者が急速に増加していると警戒感を示しました。さらに感染再拡大の理由について、「規制緩和が早すぎた」という見解を示しました。 フランスでは今年1月をピークに感染状況の改善がみられるとして、2月以降段階的に規制を解除。先週1週間平均の感染者数は9万人で、前の週と比べておよそ36%増え、またも増加傾向にあります。