アニメ『タッチ』の浅倉南役で一大旋風を巻き起こした日髙のり子さん。 浅倉南として、あらゆるメディアに登場し、その活躍は社会現象となる。その一方で、「いつまでもヒロインの声は続けられないだろう」と危機感も覚えていたという。 やっとつかんだ代表作にしがみつくことなく、新たな挑戦へ軽やかに向かう。 「声優を長く続けるために」起こした、その驚くべき行動とは。 「日髙のり子は南だよ、この役ができるの?」と心配されて ―― どこに行っても「南ちゃんの声をやって」と言われるような社会現象になって、ご自身としては、次にどう進んでいこうと思っていたんですか。 日髙 南ちゃんのイメージを払拭する役に出会えたのが『らんま1/2』のあかねちゃんなんですけど。 ―― それは、自分の中でこのままじゃいけないということで、いろいろ考えたんですか。 日髙 そこまで、実は考えていなくって。オーディションを受けてくださいとお