2020年3月9日のブックマーク (1件)

  • 後期クイーン的問題から『虚構推理』へ

    探偵って何なの、推理って何なの。 その答えをずーっと求め続けているのが、ミステリという界隈なのだと思う。 多重解決、ってのが流行ったことがあった。 ひとつの事件から複数の探偵が複数の真相を引き出す。 新たな証拠によって前の推理が否定され、新しい推理が発表される。 でもそれも次の証拠によって覆される。 そしたら真相ってのは何なんだ。どうしたらそれが真相とわかるのだ。 そのの中でたまたま最後に発表された推理が正解となるのか。 それだって次の証拠が出たら覆るかもしれないじゃないか。 格推理には「読者への挑戦」がないと成り立たないという人もいる。 要するにミステリは作者と読者の戦いで、フェアな戦いにはルールが必要なのだ。 読者への挑戦はそれを保証する。 或る頁において、ここまでに集めた証拠で謎は解けますよ、これ以上の証拠は出ませんよと宣言するのだ。 でもそんな作者と読者の戦いに巻き込まれる作中

    後期クイーン的問題から『虚構推理』へ
    CDG
    CDG 2020/03/09
    今期はこれとイドが探偵という存在に踏み込んでいてとても好き。楽しい。メルカトル鮎もこれらほど上質に作られるならメディア化してほしい、貴族探偵みたいになるなら泣く。でも麻耶に唐揚げ代が入るなら良いかな…