「好き」 という気持ちが小さい頃あまりわからなかった。 特に女の子がたくさん出てくるコンテンツへの「好き」の意味がわからなかった。 文字通り「意味がわからない」のである。 色とりどりの女の子たちに囲まれて、宝物のような扱いを受ける意味がただただわからなかったのだ。 「それされたから何なの……? うちの庭に油田見つかる……??」 という気持ちにしかならなかった。 私は偏見のかたまりで偏見でしかできていないので、おそらく帰国したばかりのころは、 「はいはいハーレムだね、カタログだね。都合のよい欲望の投影だね。みんなに優しくされる願望が叶ってよかったね」 とさして触れたこともないメディア全てを、あまりにも一辺倒で暴力的な言葉で片付けて分かった気になっていた。 バカかよ。 のり子にブレーンバスターでもキメられて失神したほうがいい(※アイドルマスターミリオンライブにはプロレス大好きアイドル福田のり子
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