東北新幹線運休で本領を発揮した快速列車たち 鉄道の“責任”と“誇り”が見える:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/4 ページ) 2月13日午後11時7分頃、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生した。その影響で東北新幹線は架線柱や高架橋に破損が多数発見され、那須塩原駅~盛岡駅で運休した。当初は2日間で復旧と予想されたけれども、その後の点検で、一ノ関~盛岡間は被害が軽く16日に復旧。那須塩原駅~一ノ関間は予想より大きな被害が確認され、復旧まで10日を要すると発表された。 那須塩原駅~一ノ関間には福島、仙台がある。東京~福島、東京~仙台間は東北新幹線の中でも需要が高い。COVID-19による移動自粛で需要が低い時期だけれども、移動が必要な人はいる。そこでJR東日本はすぐに代替手段を準備した。 ナゾの「185系臨時快速」 2月14日、在来線の東北本線では、上野~那須塩原間で臨時快速列車を走らせ