展覧会『岡本太郎の写真──採集と思考のはざまに』が4月28日から神奈川・川崎市岡本太郎美術館 企画展示室で開催される。 フランス・パリ大学留学時に画家だけでなく、写真家とも交流し、ブラッサイやマン・レイから手ほどきを受けた岡本太郎。戦後、本格的に写真を撮り始め、自身が寄稿した文章の挿図に写真を用いた。 同展では、岡本が撮影した写真約200点をはじめ、油彩約10点、彫刻約10点を紹介。岡本がフィルムに写したモチーフや採集したイメージを軸に、岡本の目が捉えたものを検証し、絵画や彫刻にも通底する思考を探る。 会期中には関連イベントとして建築家・藤原徹平が企画・司会を務める講演会『レクチャーシリーズ「写真・採集・思考」』やトークイベントも実施。小説家の柴崎友香、写真家の下道基行、哲学者の神戸和佳子、写真研究者の楠本亜紀らが登壇する。また、展覧会『太陽の塔 誕生~八面六臂の岡本太郎』も同館で開催され