先日、ぼくの友人が、高校生のお嬢さんについて興味深いことを言っていた。小説などの印刷物は「縦書き」だから読みにくいんだそうだ。彼女はいわゆる「活字嫌い」ではない。メールやケータイ小説、もちろんマンガなどはなんの苦もないのだという。いったいどこが違うんだろう? (ぼくだけなのかもしれないが)40過ぎたおっさんにとってケータイの文字はとてつもなく読みにくい。文庫本でなら長編小説も読めるけれど、比較的短いケータイ小説ですら、ケータイの画面で読むのはちょっとしんどい。上図はケータイと単行本の標準的な1画面を再現してみた。*1 もちろん、ここで示したいのは「私的スキキライ」や「現代ワカモノ考」じゃない。どっちが上等だとも思わない。ただ、現実に左画面が読みやすいと感じる乙女と、右画面が読みやすいと感じるおっさんがいるだけの話だ。*2 要するに、読みやすさとか可読性とか、何か絶対的な基準が存在してるわけ
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