都内の中学校に講師として招かれ、事業仕分けについて授業を行う蓮舫行政刷新担当相(右)=9日午前、東京都杉並区の同区立和田中学校(松本健吾撮影) 蓮舫行政刷新担当相は9日午前、東京都杉並区立和田中学校の生徒による「事業仕分け」に参加、「子ども手当」の説明に追われた。 「仕分け人」の生徒代表4人は子ども手当について、「所得制限がないのはおかしい」「財源がないならやめるべきだ」と廃止を主張。いつもと逆に仕分けられる側に回った蓮舫氏は「各家庭の事情は異なっており、所得だけで区別するのは適切でない」などと懸命に説明、額の在り方は点検すべきだが継続が必要と訴えた。 その結果、3年生約100人の判定は、当初多数だった「廃止」から「継続」に逆転。蓮舫氏は記者団に「中学生はよく勉強していて、いい議論になった」と述べた。