「STAP細胞」の研究論文をめぐって、理化学研究所の調査委員会に「不正行為」をおこなったと認定された小保方晴子研究ユニットリーダーは4月8日、理研に対して不服申立てをおこない、再調査を求めた。 小保方リーダーの代理人弁護士が明らかにした不服申立書によると、小保方リーダーは、STAP細胞の論文に「ねつ造」「改ざん」といった研究不正行為があったと判断した理研調査委の調査報告書について、「不十分である」「結論は誤りである」などと批判したうえで、再調査の必要性を強く訴えている。 ●「外部の委員に委ねるのが妥当」 注目すべきは、だれが再調査をおこなうのかについて、小保方リーダーが「注文」をつけていることだ。 理研の内規によれば、特段の事情がない限り、「当該調査を行った調査委員会」が不服申立ての審査もおこなうとされている。つまり、小保方リーダーは、不正行為を認定した調査委員会に再び審査される可能性が大