【ソウル=貝瀬秋彦】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の衛星管制総合指揮所の室長は12日、軌道投入させた人工衛星「光明星3」2号機から「『金日成(キムイルソン)将軍の歌』と『金正日(キムジョンイル)将軍の歌』が響き渡っている」と述べた。また、「我々の衛星進入の技術は100点満点」と自賛した。 北朝鮮は今回の「打ち上げ」に際し、「金日成主席誕生100周年に金正日総書記の遺訓を輝かしく貫徹した」などと、歴代の指導者の功績を改めて強調している。衛星からの「歌の送信」も、そうした宣伝の一環とみられる。 北朝鮮は、1998年と09年に「人工衛星打ち上げ」を成功させたとした際にも、衛星が「金日成将軍の歌」などを地球に送りながら回っていると主張していた。 関連記事北朝鮮ミサイル発射 米NORAD、衛星の軌道進入確認(12/12)〈ロイター〉北朝鮮のロケット発射は成功、衛星は軌道に乗った=KCNA(12/1