毎日新聞のインタビューに「闘い続ける」と決意を語る黄之鋒氏=香港・銅鑼湾で2020年8月14日午後2時19分、福岡静哉撮影 香港の民主活動家、黄之鋒(こうしほう)氏(23)が14日、毎日新聞の単独インタビューに応じた。中国が香港の統制を強化する国家安全維持法(国安法)違反容疑で民主派の逮捕が相次ぐ中、黄氏は自身の逮捕について「時間の問題だろう」との見方を示した。その上で「逮捕されて、中国本土の刑務所に収監されるリスクはある。しかし私には闘い続ける責任がある」と覚悟を語った。 黄氏は得意の英語で英語圏に民主派の訴えを伝える役割を果たし、欧米ではその強い発信力から香港民主派を象徴する人物と見られている。2019年9月には米議会の公聴会で民主派への支援を呼びかけ、中国への制裁を含む「香港人権・民主主義法」の成立につながった。 香港は1国2制度のため法律は中国本土と異なるが、国安法は「外国勢力など