ユーザーがPCケースやバッグのデザインをカスタムしてサイトに提案し、ほかのユーザーからも「欲しい」という投票があれば商品化して販売する。また時にはユーザーとディスカッションを行い、商品を企画する――2008年設立のアゲハは、ファッションバックの販売サイト「オリヒメ」でこんなビジネスを展開してきた。 代表取締役の木下優子氏は、創業当時慶應義塾大学大学院の修士1年生。これまでさまざまなビジネスプランコンテストなどで賞を受賞し、「ユーザー参加型の商品開発」をテーマに起業を準備し、オリヒメをオープンしたという。オリヒメはその後、バッグをマルイ店頭でも販売するなど、その認知と売り上げを伸ばしているという。 そんな同社が10月より法人向けの新事業「ソーシャル・ガールズ・マーケティング」を開始した。これまでオリヒメ事業でディスカッションなどに参加していた女性ユーザーを「ソーシャルガール」としてネットワー