上毛新聞ニュース県教委は新年度からの小学校三、四年の学級編成の基準を現在の一学級「四十人以下」から「三十五人以下」に改め、必要な教員数を配置するため、百四十四人の非常勤講師を常勤化する方針を決めた。また、中学一年の教科指導にあたる非常勤講師の配置基準を緩和し、配置対象校を本年度の六十八校から九十三校に、講師数を百九人から百九十四人に大幅に増やす。 小学校一、二年の学級編成基準は本年度からの一学級「三十人以下」を、五、六年は従来の「四十人以下」を継続する。 大沢正明知事は中学一年までの三十人学級の早期実現を目指していたが、県教委は子供の社会性をはぐくむ観点から一定の学級規模が必要と判断した。県教委は「三十五人学級」などのための必要予算として約二億七千万円の人件費増を見込んでいる。 福島金夫県教育長は「財政状況が厳しい時代だからこそ、積極的に教育に投資するべき」とした上で「社会性を身に付けるにはそ
