asahi.com：運んだ。巨木も栄光も 旧魚梁瀬森林鉄道 - 関西ぷらっと沿線紀行（３６） 太平洋岸から四国山地に分け入る曲がりくねった道を、レンタカーで走ること３０分。高知県東部の馬路（うまじ）村に着いた。県道の数メートル下を流れる安田川の川岸に、細い軌道跡とトンネルが見えた。さびたレールが、１０メートルほどだけ残る。「日本三大美林」とたたえられた、魚梁瀬（やなせ）杉を運んだ魚梁瀬森林鉄道の跡だ。落ち葉に霜が降りた朝、木材を満載したトラックが、かつて魚梁瀬杉を運んだ廃線跡近くの橋を渡っていったかつて魚梁瀬杉を運んだ機関車も活躍する丸山公園。エンジンの排気が煙る中、甲高い汽笛が山あいに響いた＝いずれも高知県馬路村で遺構の中で優美なデザインが目を引く、通称「眼鏡橋」＝高知県北川村で巨木を積んだ台車を連結した機関車。材木の上に立っているのは、ブレーキを調整する制動士＝１９４９（昭和２４）年、高知県奈半利町で（高知市立市民図書館・寺田正写真文庫提供）材木を運
